ジャンゴ・フェットって、超あっけなく死にますよね。
いや、でもちゃんと負けた理由があるんです。流れを順番に追ってみましょう。

コールマン・トレバー。紛争を平和的に解決することに長けるジェダイ評議会の頭脳派メンバーだったが、なぜか単身でドゥークー伯爵に挑もうとして、ジャンゴ・フェットに射殺される。なお、名前の由来はILMのスタッフであるロブ・コールマン(Robertを逆から読んでTrebor)。
ジェダイを1人殺して調子に乗ってブラスターくるくると回転させてみちゃったりするジャンゴ・フェット。
直後、メイス・ウィンドゥがリーク(※3本の角を持つ野獣)に追われているのを発見!
さっきライトセイバーを突きつけられてちょっとビックリさせられてしまった恨みもあるし、これは千載一遇のチャーンス!と颯爽と飛び立つジャンゴ!
しかもちょうどこのとき、メイス・ウィンドゥがリークと衝突した衝撃でライトセイバーを落とします(ちなみにこのときリークの角が片方切れています)。
「こんな機会は二度とない! あの武器さえ奪ってしまえばブラスターで一撃だ!」
その結果……。
ここからは踏んだり蹴ったりです。
さて、このアニメーションGIFをよく見てください。実はこのシーンが最大のポイントです。
ジェット・パックから火花が出ているのがわかるでしょうか? そう、ここで彼のジェット・パックは故障したのです。
これが、彼があっけなく死んだ真相です。
続く次のシーンでも火花が出まくっています。
このあたり、ルーカスによるとDVD化のときに火花を増量したとかなんとか……。
以下画像だと少しわかりにくいかもしれませんが、DVDやブルーレイなどで観るとよくわかります。
そして最後はジェット・パックがうまく起動せず、飛んで逃げることができずに、死んでしまったのでした……。
(-人-)
ちなみにこのとき、なぜかメイス・ウィンドゥはジャンゴ・フェットの方向を向いていませんが、このあと死体を見て「てかこいつ誰……」みたいな顔をします。
ここで殺さなかったら尋問できたのに、彼のおかげでクローン製造の謎は闇の中です。

ジャンゴのヘルメットを拾い上げるボバ・フェット。彼はジャンゴ・フェットの遺伝子をまったく操作せず作られた純粋なクローン人間ですが、やはり彼もジェット・パックの故障で敗れます(エピソード6「ジェダイの帰還」)。
ちなみにヘルメットの中に頭は入っていません。