「最後のジェダイ」の解説・考察など

「最後のジェダイ」の解説・考察など

いま思いつく範囲で解説&考察書きます。
※ 12/17 21:30 3回目観たので一部加筆しました。
※ 12/25 03:00 アクバー提督の声優について訂正追記しました。
※ 12/29 00:00 コンパス、右手の傷跡、カメオ出演について追記

(告知)
かつてスター・ウォーズの鉄人!にあった「鉄人会議室」をSlack上に復活させました。この記事では詳細な考察等は省きますので、さらに深く知りたい・話したい方々はぜひこちらにお越しください。

鉄人会議室 on Slackについて

バトルフロント2に出ていたコンパスについて

ゲーム「バトルフロント2」でエンドアの戦いの数ヶ月後にルークが手にしたコンパスと同じものが、ルークの家の中に置かれています。おそらくこのコンパスを使ってルークはオクトーを発見したのでしょう(その過程で残った何らかのデータが ep7 の「マップ」なのだろうと思います)。

回想シーンでベン・ソロの寝床にも同じものがあるようですが……同一のものなのかどうかは不明です。

ルークの右手の傷跡

ルークがライトセイバーを受け取るシーンで右手の甲付近に傷跡が見えます。ep6 のタトゥイーンでブラスターで撃たれたときのダメージだと思われます。

ちなみに傷跡といえばカイロ・レンの左腹にも前作でチューバッカに撃たれた傷が残っていますね。顔の傷は前作と少し位置が違うようですが……(「そのほうがかっこいいから」という制作上の理由)。

カメオ出演は?

クレイトで塩をペロッと舐めるおじさんを後ろから見ている人物がローグ・ワンの監督ギャレス・エドワーズです。他にも色々と有名人が出ているらしいですが、個人的に興味ないので省略。

あれでレイアが生きているのって無理がない?

ストーリー上の賛否はともかく、フォースで空気を引きつけるとか能力的な説明はどうにでもなりそうです。どうも最近の研究によると人間は1〜2分は真空内で生存できるらしいので、まああながち無理のある設定ということもないかもしれません。少なくともその後意識不明に陥っているので、ジェダイは真空空間でも生存できるとかそういう話ではないと思います。
ep6で “you’ll learn to use it as I have” (いずれ君もフォースの使い方を学ぶだろう)というルークの台詞があったので、伏線が回収されたとも言えます。

アクバー提督あっけなく死にすぎ問題

ストーリー的には確かにそうなのですが……アクバー提督の声を担当していた Erik Bauersfeld 氏は2016年の4月に亡くなっているので、いずれにせよ ep9 への登場はなかったかもしれません。 ep9の時点で声優が Tom Kane 氏(SWのゲームで過去に複数回アクバー提督の声を担当)に変わっていたようです。なのでここはあまり関係なかったかも……。なお演技はep6から共通で Tim Rose 氏です。

「嫌な予感」は?

毎回出てくる「嫌な予感」の台詞ですが、今回は英語として聞き取れる範囲では含まれていません。しかし監督は含まれていると言っています。
どうも冒頭の宇宙戦でBB-8がダメロンに言っているのではないかという説が有力のようです。
追記: やはり上記の通りだったようです

ベン・ソロ(カイロ・レン)はいつから赤いライトセイバーを持っていたのか

ep8の回想シーンによると、ベン・ソロはジェダイ寺院を破壊する直前まで青いライトセイバーを使っていたようです。柄のデザインはどうもカイロ・レンのライトセイバーに近いようですが、刃の数は1本だったようです。
一方、ep7でレイがライトセイバーに触れて見た光景では、マスクをかぶったカイロ・レンがジェダイ寺院を破壊した前後と思われる雨の中、赤いライトセイバーを持っていました。こちらは3本刃でした。

上記のことから以下のような仮説を考えました。

  1. 両者はまったく別の日時の光景(だとしたら何の光景なのか?)
  2. 両者は同じライトセイバーで、刃の色は使用者のフォースに感応してただちに変化した(これだとep3のアナキンのライトセイバーが最後まで青かったことと矛盾するし、刃の数も違うので説得力低い)
  3. ベン・ソロはライトセイバーを2本持っていた(なぜ?)
  4. 赤いライトセイバーは誰かにもらったか、寺院に保管されていたものを奪った(自分で作ったという設定だったはずだが)

どうも普通に考えると1の可能性が高そうですね。マスクも被っているし……。となると、雨の中立っているのはどういう場面なのか? 謎です。

ちなみにレイが見た光景についてレイがライトセイバーに触れたときに見た光景についてにまとめています。

レイがオクトーの穴の中でみた光景の意味は?

謎の多いシーンです。レイは親の正体を知ることを望んでいたが、最終的に見えた姿は自分自身。「答えは自分が知っている」ということか、あるいは「親が誰だろうと自分は自分」ということなのかもしれません。

どうでも良いですが、ここは鏡の中のシーンだからか、映像が左右反転しています(レイの服が左右逆になっている)。

なぜヨーダはこれまでルークに話しかけてこなかったのか?

レイが語っていた通りルークはフォースを閉ざしていたので、ヨーダも接触することができなかったのでしょう。途中からしばしばフォースを使うようになっているので、話しかけることができたというところでしょうか。
ちなみにヨーダは雷でジェダイの遺跡を破壊しましたが、霊体が現実世界に物理的に干渉したのは今回が初めてです。
過去の作品では、クラウド・シティに向かうルークに対してオビ=ワンが “I can’t interfere” (私は干渉できない)と語るなど、どこかしらで一線を引いていました。もしやろうと思えば干渉できるのであれば、どこまで可能なのか。もしかして無敵なのではないかとか思ってしまいますね。

スノークとは何者だったのか

わかりません。

ハックス将軍はカイロ・レンを殺そうとしていた?

スノークの死体と気を失ったカイロ・レンの姿を見たもみあげ君(ハグス将軍、あるいはハックス将軍とも呼ばれる)は腰のブラスターに手を伸ばすものの、カイロ・レンの目が覚めた瞬間に手を元に戻しています。あと10秒起きるのが遅かったら死んでいましたね。
その後一瞬カイロ・レンに反抗するものの、あっさりカイロ・レンに従っているあたり、小物感あって良いですね。個人的には好きなキャラクターです。
ちなみにその前のシーンでライトセイバーを奪い合っていたレイは先にいなくなっており、おそらくカイロ・レンを殺そうと思えば殺せたはずです。あえて殺さなかったということになりますね。

金のダイスの意味

チェーンでつながれた2つの金のダイスは、ep4でミレニアム・ファルコンのコックピットにぶら下がっていた超マイナーな小道具です。ep5, 6では登場せず、ep7で久しぶりに再登場したアイテムですが、ファンからすると、まさかここでこのような使われ方をするとは……という印象でしょう。

ハン・ソロはこのダイスを使ってコレリアン・スパイクというゲームをおこない、その結果ファルコンを手に入れたという歴史があり、それ以来ソロは幸運のお守りとしてこのダイスを保有していました。

ep8では、このダイスをルークがミレニアム・ファルコンのコックピットで見つけ、手に取ります。その後、ルークはこのダイスをレイアに手渡しますが、レイアはそれを基地内に放置して去っていき、カイロ・レンが手にしたところで消えてしまう……という流れでした。

前述の通り、このダイスは幸運のお守りとしての意味合いがあり、希望をなくしていたレイアに希望を持たせるためにこのダイスを渡したのではないかと思います。

また、カイロ・レンがダイスを手にしたときの様子から、彼はこのダイスがハン・ソロと結びつくものであることを知っていたと思われます。だからこそあえてレイアはこのダイスを置いていくことで、カイロ・レンの手に渡るようにして、何かを伝えようとしたのかもしれません。あるいはレイアはルークの実体がそこにはないことに気づいており、ダイス自体も本物ではないと知っていた(もしかするとダイスを手にしたことで本物ではないことに気づいたのかも)から置いていったのかもしれません。このあたりはノベライズ等で説明が補完されるかもしれないですね。

なお、本物のダイスがその後どこにあるのかは不明です。もしかするとファルコンのコックピットにそのまま残されているかもしれません。

なぜルークの見た目が若くなっていたのか

クレイトに現れたルークの姿は、彼がベン・ソロと決別することになった回想シーンのころと同じような年齢にまで若返っています。

これは、カイロ・レンやレイアが自身の記憶の中にあった姿でルークを見たためかもしれません。その場合はルークを見たことのない第三者からどのように見えていたのか謎です(C-3POについてはなんとも微妙な反応をしているので、その姿がはっきり見えていなかった可能性もあります)。

案外、ルークが自身のセルフイメージをなんとなく投影したら実際よりちょっと若くなってしまっただけだったりして……。

追記1: このシーンではなぜかルークは左ではなく右の腰にライトセイバーを装着しています。特に深い意味はなさそうですが……。

追記2: なぜ緑のライトセイバーではなく青のライトセイバーを使ったのかは謎です。ルークが使ったこのライトセイバーは既に真っ二つになって壊れてしまっているので、観客からするとこのルークは本物ではないと気づく伏線となっているのですが……。

なぜルークは死んだのか

うーん、過労死かな。

ルークが最後に見た光景

あえて言うまでもないですが、ルークが最後に見ていたのはタトゥイーンの双子の太陽です。フォースを使って見たと解釈するのが妥当でしょう。
ep4やep6の言動からするとルークが故郷タトゥイーンに何かしらの特別な想いを抱いていたというのは少し意外な感もありますが、しばらく離れていると郷愁を抱くのでしょうか。
なんとなくep4と左右位置が逆だったような気もします(要確認)が、ep3のラストシーンの双子の太陽もep4とは距離感が違っていましたし、そのときによって相対的位置は変化するのでしょう。

追記: ……とか書いていましたが、どうもオクトーは太陽が2つある設定のようなので、実際にその場で見た光景みたいです。ただルークの死後を含む他のシーンでは太陽が1つしか見えないので、雲に隠れていたり、必ずしも2つ並んでいなかったりするのかもしれません。

ジェダイの古文書

ファルコンの中でフィンがローズの世話をしている際に一瞬、オクトーにあったジェダイの書物が見えます。どうやらレイはジェダイの書物を盗んでいたようです。
それを知らずにルークはヨーダとあんなやり取りをしていたと考えるとおもしろいですね。
ヨーダは “Wisdom they held, but that library contained nothing that the girl Rey does not already possess.” (直訳すると「あの書物は知識は与えてくれただろうが、しかしその書庫にはあの少女レイがまだ手にしていないものを何も有していなかった」)と言っているので、レイが持ち出してしまったことを知っていたようです。

最後の少年はどういう意味?

ルーク・スカイウォーカーやレジスタンスの多くの人々が死んでも、その伝説は次の世代に語り継がれる……という最終回のような終わり方でした。

また、特にジェダイの訓練を受けていないと思われる少年(Temiri Blagg という名前らしい)がフォースを使って箒を手に取っているというのは重要なポイントで、劇中で語られていた通り「ジェダイがいなくてもフォースはそこにある」ということであり、またレイがそうであるように血統に関係なくフォースを操る能力を持ち得るということでもあります。

レジスタンスのシンボル(旧反乱軍のシンボルと同一)が隠されたリングを持ち、宇宙を見上げる少年の姿は、新しい世代を予感させます。「世代交代」もまた今作のテーマですね。

次回はどうなる?

全然予想つきません。

レジスタンスはほぼ壊滅状態で、リーダーのレイアは生きているものの演じていたキャリー・フィッシャーは亡くなってしまいました。ローグ・ワンのときのようにCGで復活させるにしてもそれで重要な役回りを担うのはちょっとどうかなと思うところもあります。

ファースト・オーダーにしてもスノークが死んでしまったので、ラスボス的存在がカイロ・レンだけになってしまいました。彼がストーリーの鍵となるのは間違いないとは思いますが、さてどのような展開になるのか。次こそレン騎士団の活躍が見られるのか……?

レイについては元アナキンのライトセイバーが真っ二つになってしまったので、ライトセイバーを作り直す必要があります。またルークももういないのでどうやって修行をするのかという問題もあります(既に死んだルークと話せる程度まで修行を積んでいるかもしれませんが)。
ただ、上述の通りレイはジェダイの書物を盗んでいるので、そこからライトセイバーの作り方やジェダイの技を学ぶことはできるのではないかと想います。ちなみにルークもep5とep6の間でオビ=ワンの家にあった資料を参考にライトセイバーを作りました。